根と葉の観察
根の色や様子が変わったときの観察
根の色だけで病名を決めず、見た範囲、変化、養液や設備の状態を写真と履歴で確かめる。
内容確認日:
根の色だけで、根腐れや酸欠と確定することはできません。まず今見える状態と直前の作業を分けて残し、以前の写真と比較します。
変わった場所と見た範囲
根の病気には似た症状があり、見た目から原因を特定するのは難しいとされています。暗い色が見えたときも、病名を先に記録するより、「容器の中央付近に見える根が、前回より茶色く見える」など、見えた事実を残します。
見える範囲で、色の広がり、柔らかさの印象、においの変化、水や養液の様子を確認します。中島水美『はじめての水耕栽培 お部屋でできる!野菜づくり』の養液のにおいや濁りを見る説明も、観察する項目の参考になります。見えていない根は未確認のままにしてください。写真の光や角度でも色は違って見えるため、前回と似た条件で撮ると比較しやすくなります。
作業履歴と設備の状態
直近に、水だけの補充、養液追加、全量交換、設備変更のどれを行ったか確認します。エアポンプを使う設備では、動いているかも記録します。測定器があれば今回の液温などを残せますが、前回の数値を今回の測定値として入力しないでください。
設備の変更後に見た目が変わっても、その変更が原因だったとは断定できません。一度に複数の条件を変えた場合は、それぞれの内容を作業として残します。水位の扱いは方式によって異なるため、色の変化だけを理由に一律に満水へ戻す案内はしません。
葉や虫が気になるとき
葉を観察するときは、表と裏、株全体か一部か、虫を見た場所を分けて記録します。虫そのものが見えたのか、穴や斑点だけを見たのかも区別してください。名前が分からなければ、分からないまま写真と大きさの目安を残せます。
このサイトは写真から病害虫を診断したり、農薬を処方したりしません。食用植物へ薬剤を使う判断には、対象作物と対象害虫、使用方法の確認が必要です。記録は、その後に専門の情報を調べる際に状況を説明する手がかりとして使ってください。
- 気になる部位と、見た範囲を記録する。
- 直前の作業と、方式に関係する設備を確認する。
- 次に比べたいことと、自分で確認する日を決める。
自分の栽培で確かめる
分からない項目は不明のまま、今日見たことと行ったことを分けて残せます。
今見えた変化を記録する