作物の選び方
水耕栽培に向く作物の選び方
葉を摘んで食べる葉物やハーブが向く理由と、実を収穫する野菜や根菜で管理が難しくなる条件を、大学とメーカーの資料で確かめる。
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最初の作物は、葉を収穫するレタスやハーブから選ぶと、簡単な設備で始めやすくなります。実を収穫する野菜は光と養液の管理が増え、根を食べる野菜は難度が高いとされています。
葉を収穫する作物が向く理由
ハイポネックスは、葉を収穫して食べる葉物野菜を水耕栽培に向く作物として挙げ、料理に使うハーブも育てやすい植物としています。ペンシルベニア州立大学の公開講座(Extension)も、ポンプを使わない簡単な水耕方式に向く例として、レタス、ケール、茎が木のように硬くならないハーブを挙げています。
同大学の資料は、これらを「葉を頻繁に、または一度に収穫する植物」と説明しています。実がなるまで待たずに、育った葉から利用できます。このサイトの作物別ガイドで扱うシソ、バジル、リーフレタスも、葉を摘んで利用する作物です。
実を収穫する野菜で増える管理
キュウリやトマトのように実がなってから収穫する野菜について、ペンシルベニア州立大学の資料は、ポンプを使わない簡単な方式には向かないとしています。よい収穫のために、育つ間ずっと養液の濃度をよく確かめ、入れ替える必要があるためです。長く育つ植物や多年草も、設備より大きく育ったり、養液の交換が必要になったりするとしています。
一方、水耕栽培装置を作る協和のハイポニカは、実のなる植物ではミニトマト、キュウリ、ゴーヤが比較的作りやすいとしています。そのうえで、室内では光が足りずに実がつきにくい場合があるとし、太陽光に当たる環境での栽培を勧めています。二つの資料は前提の設備が違います。実を収穫する野菜を選ぶときは、使う設備が養液の管理と光の量に対応しているかを先に確かめてください。
根菜が難しい理由と室内の日光不足
ハイポネックスは、ダイコンやニンジンなどの根菜を水耕栽培で育てるのは難度が高いといわれている、としています。このサイトのガイドでは根菜の育て方を扱っていません。
同社は、室内での栽培は屋外に比べて日光が不足しやすい点にも注意を促しています。葉物を選ぶ場合でも、置き場所に光が足りるかは作物を決める前に確かめたい条件です。光の補い方と、養液に光を入れない工夫は、関連するガイドの「室内の水耕で光・遮光・空気を確かめる」で扱います。
作物を決める前に確かめること
ここまでの資料は、作物の向き不向きを一般的に述べたものです。品種や栽培キットによって、育てられる作物や植える本数の指定は変わります。手元の種袋とキットの説明を読み、作物名、品種名、種まきの日を記録に残してください。
種まきに向く時期は、作物ごとに発芽しやすい温度が違うため一律ではありません。決め方は、関連するガイドの「種まきの時期を発芽温度から決める」にまとめています。
- 葉を収穫する作物か、実や根を収穫する作物かを確かめる。
- 置き場所の光と、設備が養液の管理に対応しているかを確かめる。
- 種袋とキットの説明で、品種ごとの指定を読む。
自分の栽培で確かめる
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